アイルランド-スコットランド0922
27🇮🇪vs🏴3
大会3日目は昨日に引き続き横浜。プールAにおける日本代表の強力なライバルであり、共にケルト民族を中心とする両国の対戦です。
この試合、スタジアムに向かう道からそう感じたのですが、観客に占める外国人の割合が昨日までの2試合と比べると、異常に高いと感じました。やはりスタジアムでも、両国のレプリカジャージを着た人たちが多くいました。
そして、その中でもアイルランドの応援の人が目立っていました。緑色ジャージの応援者たちは、歌を歌うこととビールが大好きなようで、試合前から会場のあちらこちらで陽気に歌っています。この勢力は、1週間後の静岡、エコパスタジアムでもジャパンのホームアドバンテージを少しでも減殺しようとするはずで、脅威になりうると感じました。
試合の話を少し。
やはり北半球のラグビーは、ボールを大きく動かす南半球のラグビーとは異なり、固く、スローな展開を志向します。特にこの日の横浜は雨が強くなる時間帯もあったため、ハイパント主体の展開になりました。そんな中、アイルランドSHコナー・マレー選手の高いキックは目を引きました。また、このような固い展開を支えるのは強靭なFWとセットプレーの安定です。アイルランドFWのスクラムは重く、スコットランドを凌駕していました。ジャパンもきっとスクラムは苦戦すると思いますので、ラインアウト中心の早い展開に持ち込むことが勝利の絶対条件になると感じました。
なお、この試合の客席は味がありました。誰かの指揮や掛け声なんてなく、自然発生的に会場のあちこちから湧き上がるような歌声が共鳴して地響きのようになるような感覚、初めて体感しました。声の大きさだけではなくて、なんというんでしょうか、質が違うんですよね。どうやって持ち込んだのかバグパイプの音色が聞こえてきたりして、本当に外国にいるみたいでした。イングランドの「Swing low」はもっとすごいんでしょうか。そちらも楽しみです!
※ちなみに、アイルランド代表はアイルランド島の北部と南部の合同チーム。つまり、独立国としてのアイルランド共和国(南部)と、「グレートブリテン島及び北部アイルランド連合王国」の「北部アイルランド」部分(北部)が一緒のチームを構成しておりなっており、珍しい、二つの国の代表チームなのです。
※その為、国旗も二種類掲げられました。緑白オレンジの三色旗がアイルランド共和国の旗、黄色に赤の十字が北部アイルランドの旗だそうです。