ラグビーワールドカップ2019観戦の旅

2019ラグビーワールドカップ日本大会を、おそらく世界最高レベルでたくさん観戦する予定の私が、自らの記録の意味も含めて運営しております。

サモア-ロシア0924

34🇼🇸vs🇷🇺9

@熊谷ラグビー場

 

昨日は大会が始まってから初めてのオフ!だったので、溜まった仕事を片付け、今日は熊谷にサモアーロシアを見に行きました。プールAにおける日本のライバルである両国の試合を見たいということと、個人的には学生時代に何度も試合をした熊谷でワールドカップが開催されるという感慨もあり、観戦を決めました。
当日は、ほぼ午前中で仕事を終え、荷物をまとめて熊谷に向かいます。今日から3泊4日の観戦ツアー第一弾なのですが、これが終わる金曜日は朝から仕事の予定なので、スーツ一式を東京駅のコインロッカーに預けて、熊谷へ。
と、思ったら東京駅丸の内口に大きなバス二台と、赤を中心とした揃いのジャージを着た大きな人間数十人が。これはRWC関連に違いないと思い急いで近づいたら、なんとウェールズ代表ご一行でした。街中で、普通にウェールズがいること、改めてワールドカップのすごさを感じつつ、熊谷に向かいました。
もう一つ触れなければならないことは、熊谷市のホスピタリティが素晴らしかったこと。ひとりの観戦難民も出さないぞ、という気概を感じる大量かつ多方面輸送大作戦が展開されており、近隣の駅複数にどんどんシャトルバスが来ます。パークアンドライドもうまくいっているようで、熊谷駅から遠いラグビー場までのアクセスは本当にスムーズでした。
ラグビー場自体も、メインとバックを入れ替えるという荒業をやってのけた大改修により、ワールドカップを迎えるに相応しいスタジアムに変身していました。ただ、放送設備の関係だと思うのですが、試合前の整列&国歌斉唱はなんと選手全員がバックスタンドを向いて実施されることに。バックにいた私はラッキーでしたが、来賓の方々の関係は大丈夫なのかと少し心配になりました。
もう一点だけ、この日の観客は、当該国のラグビー人気の関係か、交通手段の関係か、多くは日本人でした。この点はこれまでの3試合と大きく異なった部分です。また、どのような動員が掛かったのかは分かりませんが、いくつもの地元中学から中学生の団体が来ていました。この大会、チケットの値段やプレミア性から、子供(特に中学生、高校生)の観戦が少ないことが残念だなあと思っていたので、この試みは良かったと思います。ひとりでも、ワールドカップ観戦をキッカケにラグビーに関わってくれたらと思います。


試合のことも少し。まず思ったのは、中3日は私が考えていた以上にキツイんだろうな、ということです。ロシアは今回日本との開幕戦から中3日。一方、サモアは初戦なのでフレッシュでした。
次に、これから日本が当たるサモア代表のことについて。相変わらず、持ち前の強靭なフィジカルを活かしたパワーラグビーのスタイルだと思います。キックを使った縦の変化を用いた攻撃はほとんどなく、どんどん力強いランナーをぶつけてきます。ロシアもよく耐えていたと思いますが、どんどんコンタクトフィットネスが落ちてくる感じかうかがえました。このような戦術は、トップ選手が欧州のチームに点在していることによりなかなかチームとしての時間をかけられないというチーム事情があるのだと思いますが、今の日本は止められると思います。大会直前に復帰した15番、ティム・ナナイ・ウィリアムス選手は相変わらず鋭いステップを見せますが、全盛期のキレはないよう思いました。同じく復帰組の10番トゥシ・ピシ選手も、私はサントリーサンウルブズでも見ていて好きな選手ですが、怖い相手かという意味では同様だと思います。
そして、この国には切っても切れないディシプリン問題。この日も前半に立て続けに二つ、ハードヒットがイエローカード対象になってしまいました。
サモアが大会期間ずっとこのままなら、カードトラブルにより13番レイ・リーロー選手を欠き、怪我により8番アモサ選手を失ったことを加えると、日本にとって難しい相手ではなさそうです。
ロシアは、サモアに二枚のイエローカードが出て15対13になった所で加点できなかったのがポイントでした。昨年の日本戦で攻守にキレのある動きを見せていた22番ラミール・ガイシン選手も不発でした。
さて、今日から観戦ツアー第一弾です。明日は釜石にて14:15キックオフなので、大宮まで戻って宿泊し、朝早くの新幹線に乗ります!

 

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